創成科学研究科ライフサイエンス系専攻の上原賢祐さんが日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞しました

創成科学研究科ライフサイエンス系専攻の上原賢祐さんが日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞しました

(平成29年7月05日掲載)

創成科学研究科ライフサイエンス系専攻博士後期課程1年の上原賢祐さん(発表当時:医学系研究科修士課程2年)が、2017年3月に大阪大学吹田キャンパスで開催された日本機械学会関西支部第92期定時総会講演会にて、「日本機械学会若手優秀講演フェロー賞」に選ばれました。

同賞は、発表内容が有益で新規性があり、発表および質疑応答が優れた26歳未満の学生または研究者に贈られる賞です。また、選考件数は、発表対象者の20人に1人の割合とするものであり、本講演会からは約140人の講演者の中から7人の受賞者が選ばれる名誉ある賞です。

上原さんの研究は、脳波解析に関するものであり、脳の病気の診断支援や、ヒトの生理的状態の推定など、医療や産業を問わず多くの分野への貢献が期待できます。これまで一般的にされている解析は、複雑な処理を伴うので解析結果を得るために多くの時間を必要とするものでした。しかし、上原さんらの研究グループでは、脳波の活動を簡単な運動方程式でモデル化するといった方法を用いており、この研究の完成によってリアルタイム解析が可能となります。本講演会では、そのモデルの精度を検証した結果を発表し、近い将来、実現可能性を示すものでした。

受賞に関して上原さんは、「まだまだ課題は山積みですが、今後の技術発展に少しでも貢献できるように頑張ります。」と喜びの言葉を述べています。

楯と賞状を手に取る上原賢祐さん