「平成29年7月九州北部豪雨」災害速報会を本学グローカル環境・防災研究会が開催しました

「平成29年7月九州北部豪雨」災害速報会を本学グローカル環境・防災研究会が開催しました

(平成29年8月3日掲載)

7月21日(金曜日)に山口大学工学部 D11 講義室 において、本年7月5日の九州北部豪雨災害に対する調査速報会(主催:グローカル環境・防災研究会、共催:応用衛星リモートセンシング研究センター)が開催され、官公庁、民間企業、一般の方々や大学関係者、学生ら171名が参加しました。速報会では、水工学、地盤工学、構造工学とともに、宇宙利用工学など幅広い分野から、調査・研究報告がなされました。

当日は、テレビ、新聞等、多数のメディアの取材もあり、このたびの災害はもちろん、最近頻発する同様の災害に関する社会の関心の高さがうかがわれました。同研究会では、今後もさらなる調査・研究を進め、最終報告会を実施する予定です。

【調査・研究報告内容】

  1. 九州北部豪雨の降雨特性および赤谷川下流域被災状況 朝位孝二 教授(社会建設工学科)
  2. 平成29年7月九州北部豪雨における斜面災害について(速報) 鈴木素之 教授(社会建設工学科)
  3. ALOS-2による九州北部豪雨災害の緊急観測 長井正彦 准教授(応用衛星リモートセンシング研究センター・副センター長、循環環境工学科)
  4. 平成29年7月九州北部豪雨における鉄橋倒壊のメカニズムに関する考察 渡邊学歩 准教授(社会建設工学科)
  5. 九州北部豪災害の先遣調査概要と今後の展開 赤松良久 准教授(社会建設工学科)
    (所用のため講演できなかった山本晴彦教授(農学部)がまとめた降雨状況や調査結果も紹介されました。)
熱心に聴講する参加者