『佐波川総合水防演習』にグローカル環境・防災学研究会が参加しました

『佐波川総合水防演習』にグローカル環境・防災学研究会が参加しました

(令和元年6月7日掲載)

5月25日(土曜日)、 山口県防府市の佐波川左岸河川敷において、「佐波川総合水防演習」が開催され(主催:国土交通省中国地方整備局、山口県、防府市、周南市、山口市)、消防や警察、自衛隊、近隣の幼稚園、小学校、市民等900人以上の方が参加しました。演習では、消防、警察、自衛隊の機材を使用し、ヘリコプターでの孤立者の救助活動、堤防の決壊を防ぐための土のう作り等が実施されました。また、様々な団体による防災への取り組みの展示がありました。

山口大学・グローカル環境・防災学研究会では国土交通省中国地方整備局からの依頼を受けて研究会の活動に関する展示を行いました。グローカル環境・防災学研究会からは、創成科学研究科 榊原弘之教授、森啓年准教授、赤松良久准教授が参加しました。ポスター展示では、堤防の被災、アンケート・ヒアリング調査に基づいた高齢者福祉施設における水害対策の課題分析、ドローンを用いた研究事例やMR(複合現実)を用いた河川流域環境の教育ツールについての紹介をしました。また、MRヘッドセット(Microsoft HoloLens)を通して佐波川の氾濫シミュレーション結果やVRゴーグルを通してドローンからの映像を俯瞰的に見る体験を行いました。

当日は炎天下の中、村岡嗣政県知事、江島潔参議院議員、北村経夫参議院議員はじめ子供から大人まで多数の方が展示ブースに足を運んでくださり、ポスターを熱心に見学したり、体験を楽しんでいただきました。

北村参議院議員に活動内容の説明をする赤松准教授
MR体験をされる村岡県知事
ドローン映像を確認する近隣の小学生
水害対策の課題分析について説明をする榊原教授