大学院創成科学研究科建設環境系専攻の相緒春菜さんが第70回中国地方技術研究会最優秀賞を受賞

大学院創成科学研究科建設環境系専攻の相緒春菜さんが第70回中国地方技術研究会最優秀賞を受賞

(令和元年7月19日掲載)

大学院創成科学研究科建設環境系専攻博士前期課程2年の相緒春菜さんが令和元年7月3、4日に国土交通省中国整備局で開催された第70回中国地方技術研究会において最優秀賞を受賞しました。

同賞は、国土交通省中国地方整備局および県などの所掌する建設技術に関する調査・研究・開発の成果に対し、研究開発内容、研究開発理解度、研究開発手作り度、プレゼンテーション能力を総合的に審査し、特に優秀と認められる論文に対して表彰されるものです。

相緒さんの研究タイトルは「ひび割れ指数TCIを用いた既設道路トンネルの点検優先度判定」であり、山口県との3年間にわたる共同研究の集大成としてひび割れ指数TCIを採用することで老朽化のすすむ山口県内の道路トンネル覆工の点検優先度を数量的に判断する手法を示すもので、特に複数回の点検による覆工の劣化進展を数量化する点に新規性があります。

受賞に対して相緒さんは、「点検時の既設覆工のクラック記録を一本ずつその長さと幅を地道に整理することの積み重ねが今回の受賞につながりました。あと約半年間ですがデータ収集を続け山口県のトンネル長寿命化計画に少しでも役立つことができればと考えています。」と喜びの言葉を述べています。