大学院創成科学研究科機械工学系専攻高田一馬さんが、第28回日本エネルギー学会大会・ポスター発表賞を受賞しました

大学院創成科学研究科機械工学系専攻高田一馬さんが、第28回日本エネルギー学会大会・ポスター発表賞を受賞しました

(令和元年11月28日掲載)

大学院創成科学研究科博士前期課程機械工学系専攻2年(機械エネルギー制御工学研究室)の高田一馬さんが、2019年8月8日に関西大学(大阪府)で開催された第28回 日本エネルギー学会大会において、ポスター発表賞を受賞しました。同賞は、35歳以下の発表者に対し3名を選定して授与するもので、今回31件の応募がありました。

対象となったポスター発表は「竹粉の燃焼における灰分の物質移動に関する研究 」(著者:高田一馬、梅原直、田之上健一郎)です。本研究は、竹を燃料資源として用いた場合、トラブルの原因となるクリンカーの生成メカニズムについて、竹粉の燃焼実験、灰の温度、灰の付着量、酸化物組成計測ならびに化学平衡計算により調査を行い、燃焼温度を変化させることにより、クリンカーの原因物質である酸化物組成や結晶構造が大きく変化することを論じました。この原因を究明することは、未利用バイオマス資源のひとつである竹をトラブル無く安定に燃焼させる上で重要な鍵となります。

受賞に対して高田さんは「今後もこの受賞を糧にして、クリンカー生成メカニズムを解明し、さらに低減させる手法に関する研究開発に励んでいきたいです」と喜びの言葉を述べています。

賞状を手に取る高田さん