知の広場(国際化対応)で工学部社会建設工学科卒業生の篠田龍一氏による講演会を開催しました

知の広場(国際化対応)で工学部社会建設工学科卒業生の篠田龍一氏による講演会を開催しました

(令和元年12月10日掲載)

2019年11月13日(水曜日)、吉田キャンパス共通教育棟31番教室にて、工学部1年生が受講する講義「知の広場(国際化対応)」で昨年度に引き続き工学部社会建設工学科の卒業生である中国電力株式会社の篠田龍一氏による講演会を開催しました。

この講演会は、グローバル技術者の育成の一環として開催され、海外での仕事の経験を持つ卒業生を講師としてお招きしています。篠田氏は、9年間で55回、東南アジア地域に渡航し、主に、電力施設の施工監理支援、コンサルティング、人材育成、投資可能性調査(リスクマネジメント)などを経験されています。講演では、篠田氏が従事した海外業務、会社での工学部の卒業者のキャリアパス、海外業務を通して感じたこと、学生時代を振り返ってなどをお話しいただきました。篠田氏の海外での仕事は、自身が持つ専門性を生かし日本国内と同様のクオリティを確保しながら電力に係る技術業務を海外で実施することでした。海外業務では国内では得られないような大規模な事業に携われることで達成感があること、またそのために、自分のやるべきことを自覚し、粘り強く取り組むという前向きな思考を持つことが大事だということを述べられました。

最後に、「もし学生時代に戻れたら何をしますか。」という質問に、「海外研修だけでなく、海外の人との交流や生活体験、青年海外協力隊のようなボランティア活動など知らない世界に飛び込むチャレンジをもっとしておけばよかった。異文化体験をすることで、もう少し早くに海外での仕事に馴染むことができたのではないか。」と答えられました。