学術研究員のプトゥ・エディ・ヤスティカさんが第5回岩の力学における若手研究者国際シンポジウムにおいて若手研究者優秀論文賞を受賞しました

学術研究員のプトゥ・エディ・ヤスティカさんが第5回岩の力学における若手研究者国際シンポジウムにおいて若手研究者優秀論文賞を受賞しました

(令和元年12月18日掲載)

12月1日(日曜日)から3日(火曜日)、第5回岩の力学に関する若手研究者国際シンポジウム(岩の力学国際学会主催、実行委員長 清水則一 本学創成科学研究科教授)が沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)で開催され、20か国から274名が参加されました。本シンポジウムは、岩の力学分野の若手研究者と技術者の国際的な研究交流の場として2008年から始まり、この度日本で初めて開催され、174編の論文が発表される過去最大規模となりました。

創成科学研究科学術研究員のプトゥ・エディ・ヤスティカさんは、「ヴィパヴァ川渓谷(スロベニア)における地すべり挙動の合成開口レーダによる時系列モニタリング」を発表し、若手研究者優秀論文賞を受賞しました。ヤスティカさんは、前回のシンポジウム(2017年、済州島)に続き、連続受賞となりました。

本研究は、カルスト地形研究の発祥の地として世界的に知られているヴィパヴァ川渓谷の地すべり等の斜面の変位挙動について、人工衛星に搭載された合成開口レーダを用いて広域的に観測し、現地の地形や地質等との関連を調査したものです。現地における地表調査と宇宙技術を融合し、地すべりの現状とそのメカニズムの解明を試みるチャレンジな内容が高く評価され、このたびの受賞となりました。なお、本研究はリュブリャナ大学(スロベニア)のヴェルボヴシェック准教授グループと本学清水教授グループとの国際共同研究の成果であり、本受賞を機に、共同研究がより一層進展することが期待されます。

「第5回岩の力学に関する若手研究者国際シンポジウム」における若手交流会集合写真
若手研究者優秀論文賞を受賞したプトゥ・エディ・ヤスティカさん(右)と清水教授(左)