創成科学研究科赤松良久若手先進教授らのグループが令和2年度水工学論文賞を受賞しました

創成科学研究科赤松良久若手先進教授らのグループが令和2年度水工学論文賞を受賞しました

(令和2年11月02日掲載)

福岡工業大学・乾隆帝准教授(元創成科学研究科・特命助教)と創成科学研究科・赤松良久若手先進教授らのグループが、令和2年度土木学会水工学委員会水工学論文賞を受賞し、令和2年10月27日に開催された第四回水工学オンライン連続講演会で表彰され、乾准教授が受賞講演を行いました。

水工学論文賞は、水工学論文集に掲載された論文のうち、独創性に富み、その主題に大いなる発展性があり、さらに広範な適用性を備えた基本的な成果であって水工学の発展に顕著な貢献をなし得ると判断される論文に対して授与されるものです。

論文題目は「環境DNAを用いた佐波川および小瀬川における河川水温変化に伴うアマゴ分布域の変化予測」であり、その他の共著者は土木研究所の河野誉仁氏(元山口大学大学院博士後期課程学生)、日本工営㈱の後藤益滋氏(山口大学大学院創成科学研究科流域環境学講座・共同研究員)、九州大学の栗田喜久助教です。

本論文では、佐波川および小瀬川において、アマゴを対象に、環境DNA分析によって得られた夏季の分布情報と、水温ロガーによって得られた水温データを用いてアマゴの分布予測モデルを構築し、水温変化時における分布域の変化を予測しており、このことが評価され論文賞を受賞しました。なお、山口大学では2018年7月に環境DNA研究センター(http://cedna.kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/index.html)が設置されており、本研究はセンターのメンバーの協働の研究成果です。