創成科学研究科工学系学域の鬼村謙二郎教授が「カジダン オンライン~開こう家事の扉~」に講師として参画しました

創成科学研究科工学系学域の鬼村謙二郎教授が「カジダン オンライン~開こう家事の扉~」に講師として参画しました

(令和3年3月19日掲載)

創成科学研究科工学系学域(工学部応用化学科)の鬼村謙二郎教授が、山口県が主催する「カジダン オンライン~開こう家事の扉~」に講師として参画し、山口県が募集した一般の参加者とともにオンラインシステムを利用して料理や科学実験を楽しみました。

「カジダン」とは、家事に積極的に取り組む男性のことです。山口県男女共同参画課は家庭における女性の負担を軽減し、女性が活躍しやすい環境づくりを推進するためには、男性の家事・育児等への参画が必要であることから、夫婦等を対象とした家事に関する講座の開催を企画しました。同講座の運営は山口朝日放送(yab)が担当し、男性が気軽に家事に参加するきっかけとなりました。

同講座は4回開催され、鬼村教授は第3回目(2月14日)および4回目(2月28日)を担当しました。参加者は、オンラインシステムを介して講師の指導を受けながら、事前に受け取った材料や器具などの実験キットを用いて体験しました。第3回目は「浸透圧」をテーマに美味しいお肉料理や人工イクラの作り方、最後にバレンタインデーにちなんでカカオマスとカカオバター、砂糖からチョコレート作りを行いました。第4回目はコロナウイルス感染予防に効果がある石鹸による手洗いや掃除、洗濯に不可欠な「界面活性剤」をテーマとしました。さらに掃除に使用する重曹やクエン酸などの働きや酸性、アルカリ性にも話を広げ、重曹が主成分のベーキングパウダーを利用したマグカップケーキや紫芋パウダーを加えたホットケーキを焼き、酸性のレモン汁を付けると色が変化する様子を観察しました。終了後のアンケートでは子供と父親が料理や実験を通じて家事を楽しむことができたと好評でした。

スタジオ撮影風景
人工イクラの作製実験