「第4回時間防災学セミナー」が開催されました

「第4回時間防災学セミナー」が開催されました

(令和3年11月29日掲載)

2021年10月27日(水曜日)、WEBにて「第4回時間防災学セミナー」(地域防災・減災センター主催、グローカル環境・防災学研究会共催)が開催され、大学、民間企業、その他一般から191名が参加しました。

セミナーでは国立研究開発法人産業技術総合研究所 地質調査総合センター 活断層・火山研究部門 海溝型地震履歴研究グループ長の宍倉正展氏から、地震や津波の地質痕跡調査・研究により過去におきた地震を知ることで、巨大地震の将来予測につなげる取り組みについてご講演いただきました。東日本大震災では、津波堆積物調査によって事前に津波浸水域を想定できていたことから、震災後、過去の地震・津波を探る研究の重要性が認識されるようになったことが紹介されました。また、南海トラフ地震の予測に関することや津波堆積物調査を行う中でご苦労されたことなど貴重なお話を伺うことができ、大変有意義なセミナーとなりました。

地域防災・減災センターHP:http://ds0n.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~cldpm/index.html

【講演内容】
講師:国立研究開発法人産業技術総合研究所 海溝型地震履歴研究グループ長 宍倉 正展
講演題目:「地質痕跡から探る過去の巨大地震と将来予測」