◆学部長 年頭の挨拶

◆学部長 年頭の挨拶

(令和4年1月4日掲載)

新年、明けましておめでとうございます。
本年も、よろしくお願い申し上げます。

また、昨年の工学部における各種活動に対する皆様のご理解とご協力に関しまして、改めてお礼申し上げます。まだ出口が明確に見えているという状況ではないものの、光明も少しずつ見えてきているという実感も湧いてきたところです。

昨年12月に、ある高等学校の授業を参観しました。県立高等学校では、1人1台のタブレットや無線LAN環境も整った状態となり、これらを活用した授業を実施しています。授業中に教員のタブレットから生徒のタブレットに小テスト問題が送られ、生徒はスタイラスペンを用いて解答をタブレット画面上に記入、それを教員用のタブレット宛てに送信・提出、提出された生徒の解答を教員が見て、不正解の多い問題を中心に授業中に解説する、という授業が自然な流れで行われていました。このような授業を体験している高校生、中学生、小学生が順次、今度は大学に進学するようになるので、大学の授業のあり方について再検討することが極めて重要になると改めて実感しました。対面形式であっても、情報関連機器を上手く使う授業の実施、さらには、これらの機器やそれを用いうる環境整備により実現される時間や空間の制限の無い授業実施形態を最大限に利活用することが、今後の大学における教育に不可欠になると考えています。このような教育の導入と最適化について情報共有や意見交換を随時行いたいと思っています。

さて、令和4年を迎え、4月から、山口大学、山口大学工学部、それぞれ新しい体制で出発します。新しい体制のもと、山口大学、山口大学工学部の新しい展開や益々の発展が期待されるところです。新しい体制になりましても皆様の一層のご支援とご協力を賜れば幸甚に存じます。

これから、大学入学共通テストを始め、いろいろな入試が実施されます。これらを滞りなく実施していくことが極めて重要ですので、皆様におかれましても健康に留意されると共に、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

本年が皆様にとって、より良い年でありますよう願っております。

工学部長 堤 宏守