創成科学研究科機械工学系専攻の藤田聖之さんが日本機械学会中国四国支部 第60期総会・講演会において若手優秀講演フェロー賞を受賞しました

創成科学研究科機械工学系専攻の藤田聖之さんが日本機械学会中国四国支部 第60期総会・講演会において若手優秀講演フェロー賞を受賞しました

(令和4年6月22日掲載)

大学院創成科学研究科博士前期課程機械工学系専攻2年の藤田聖之さん(機械エネルギー制御工学研究室、2022年3月修了)が、2022年3月4日(木曜日)にオンラインで開催された日本機械学会中国四国支部 第60期総会・講演会において若手優秀講演フェロー賞を受賞しました。

対象となった発表は「バイオマス燃焼灰の溶融挙動に関する研究」(著者:藤田聖之、小川大樹、田之上健一郎)です。本研究は、火炎燃焼環境において、竹粉に様々な無機物粒子を添加し、燃焼時の温度変化、灰付着挙動について検討したものです。無機物粒子の添加量を変化させることにより、高温空気環境が異なる事による灰付着挙動の変化、金属表面への付着時の表面積の変化、灰融点の変化を論じました。さらに竹以外のバイオマス燃焼灰の融解挙動についても検討しました。この原因を究明する事は、未利用バイオマス資源を有効に利用する上で重要な鍵となります。

受賞に対して藤田さんは「修士課程の最後に学会に参加させていただき、さらにはこのような賞をいただき大変光栄に思います。これもひとえに、田之上先生、小川君との実験的調査やその原因究明について、数多くの議論を実施した結果だと感じております。本研究の成果が、灰付着メカニズムの解明に貢献し、バイオマス発電のさらなる普及の手助けになればと思っています」と喜びの言葉を述べています。