創成科学研究科の山本修一教授(特命)が協力した「高品質な乾燥食品の生産を実現させる新型高性能乾燥機の研究開発と製品化」が日本食品工学会産学官連携賞を受賞しました

創成科学研究科の山本修一教授(特命)が協力した「高品質な乾燥食品の生産を実現させる新型高性能乾燥機の研究開発と製品化」が日本食品工学会産学官連携賞を受賞しました

(令和4年9月5日掲載)

従来、食品加工企業において、食品乾燥の省エネ化、仕上がりの美しさ、乾燥した食品成分の安定化は、大きな課題となっていました。

これらの課題の解決に対して、株式会社木原製作所が独自に開発した乾湿球温度制御技術(DDS*:Dual Drying System)の応用及び、山口大学の応用化学科と生命医工学センター(YUBEC)の学術的知見、山口県産業技術センターの高度な分析技術を融合した技術の開発に取り組まれています。山本修一教授は、食品乾燥挙動と乾燥時の品質変化のモデル化について長年にわたり研究しており、その成果を活用しています。

今回、この産学官連携の取組が高く評価され、日本食品工学会から2021年度産学官連携賞が授与されました。

また、この取組は、今後の成長が期待される医療、環境・エネルギー、バイオ関連分野における県内企業による事業化を促進し、関連産業の育成・集積を図るための山口県の補助金、「やまぐち産業イノベーション促進補助金」に令和2年度に採択され、支援されたものです。

業績名:高品質な乾燥食品の生産を実現させる新型高性能乾燥機の研究開発と製品化
受賞者: 株式会社木原製作所代表取締役 木原康博
株式会社木原製作所専務取締役 木原利昌
株式会社木原製作所常務取締役 木原功一朗
山口大学大学院創成科学研究科教授(特命) 山本修一
山口県産業技術センター技術支援部食品技術グループリーダー 有馬秀幸

*DDSは株式会社木原製作所の登録商標です。

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