グローカル環境・防災学研究会シンポジウム「建設DXの最前線」が開催されました

グローカル環境・防災学研究会シンポジウム「建設DXの最前線」が開催されました

(令和4年9月26日掲載)

令和4年9月6日(火曜日)にシンポジウム「建設DXの最前線」(共催:グローカル環境・防災学研究会、地域防災・減災センター)が、WEBにて開催されました。当初は山口大学工学部会場とWEB配信とのハイブリッド開催予定でしたが、台風11号の影響により急遽、完全WEB開催に変更となりました。 WEBでは民間や官公庁、一般、大学から437名が参加しました。

シンポジウムでは学外からの講師の皆様に、現在様々な分野で取り組みが進められているDX(デジタルトランスフォーメーション)についてご講演いただきました。 

関西大学の窪田先生から、建設DXやi-Constructionに関わる社会空間情報についてご説明いただき、研究室等で取り組まれている社会基盤情報の3次元計測と活用等についてお話いただきました。

その後、山口県土木建築部の河原氏から、山口県土木建築部のDXに対する体制、現在取り組まれている高度なインフラ監視・点検、戦略的な広報、将来的な取り組みについて等ご紹介いただきました。

公益財団法人リバーフロント研究所の中村氏から、3次元データを用いた川づくりについて、現場の調査・設計・施工・維持管理の流れに沿って現状と今後の展望についてご講演いただき、株式会社荒谷建設コンサルタントの越智氏から、i-Construction・BIM/CIMやインフラDX等、インフラ分野のDX推進に向けた株式会社荒谷建設コンサルタントの取り組み事例をご紹介いただきました。

株式会社長大の今井氏から、現在行われているスマートシティ構想の自治体での対応について、また自治体DXと地方創生の取り組みについて、株式会社長大が取り組まれている北海道更別村を例にお話いただきました。

各講演後には参加者からの質疑応答があり、大変有意義な場となりました。

【講演内容】
1.関西大学環境都市工学部都市システム工学科 教授 窪田 諭 氏
「3次元社会空間情報の計測とデジタルツインへの活用展開」
2.山口県土木建築部 技術管理課 建設DX推進班 主任 河原 和俊 氏
「山口県における建設DXの取組について」]
3.公益財団法人リバーフロント研究所 主席研究員 中村 圭吾 氏
「3次元データを用いた川づくりの現状と展望」
4.株式会社荒谷建設コンサルタント DX推進室 越智 貴政 氏
「地域共生×未来志向で挑むインフラ分野のDX推進に向けた取組み事例紹介」
5.株式会社長大 更別営業所ゼネラルマネージャ
(更別村スーパービレッジ協議会会長) 今井 母土子 氏
「更別村スーパビレッジ構想における自治体DXと地方創生の取組」

講演をされる窪田先生
講演をされる河原氏
講演をされる中村氏
講演をされる越智氏
講演をされる今井氏