創成科学研究科機械工学系専攻の原侑花さんが国際会議AMS2022においてBest Student Awardを受賞しました

創成科学研究科機械工学系専攻の原侑花さんが国際会議AMS2022においてBest Student Awardを受賞しました

(令和4年11月21日掲載)

創成科学研究科機械工学系専攻の原侑花さんが国際会議AMS2022においてBest Student Awardを受賞しました

(令和4年11月18日掲載)

2022年10月24日(月曜日)~28日(金曜日)に韓国済州島で開催された国際会議13th Asian Microgravity Symposium(AMS2022)において、大学院創成科学研究科機械工学系専攻博士前期課程2年の原侑花さんが、Best Student Awardを受賞しました。

この賞はAMS2022において優秀な発表を行った学生に対し贈られるものです。

対象となった研究発表は、「Effects of three-droplet interaction on the flame spread over randomly distributed droplet clouds at the critical points using a percolation model」です。本研究は、燃料噴霧のモデルであるランダム分散液滴群において液滴間燃え広がりを通して群燃焼状態に移行する過程を記述するパーコレーションモデルに三液滴干渉効果を組み込み、群燃焼発生限界条件付近の燃え広がり特性を調べたものです。液滴干渉効果については、国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」において2017年に行われた燃焼実験「Group Combustion」(研究代表者:創成科学研究科機械工学分野三上真人教授)により行われた液滴群要素の燃え広がり実験の成果を用いています。本研究により、群燃焼発生限界付近での燃え広がりに与える二液滴干渉および三液滴干渉の効果を明らかにしました。さらに、液滴干渉による群燃焼発生限界の拡大を定量化し、今後のパーコレーションモデルの改善点を提案しました。

受賞に対して原さんは、「学生生活最後の国際学会でこのような賞を頂きましたこと、大変嬉しく思います。これもひとえに日々ご指導くださる三上先生や、研究室の皆様のお陰であり、大変感謝しております。今後もより良い結果が出せるように研究に邁進いたします。」と喜びの言葉を述べています。

受賞者の原侑花さん