山口県児童センターでロボット体験教室を実施

山口県児童センターでロボット体験教室を実施

(平成28年5月9日掲載)

4月23日(土曜日)、山口市維新公園の山口県児童センターにおいて、ロボットのプログラミングを体験する教室を実施しました。この行事は、県内の科学技術理解増進を目的とした長州科楽維新(ちょうしゅうかがくいしん)プロジェクトの出前科学教室の一環で、山口県との連携事業(やまぐち燦めきサイエンス事業)のイベントとなります。ロボット教室は毎年4月の科学技術週間に合わせて児童センターと合同で企画しているもので今回が5年目となります。募集開始後すぐに定員に達する地域の人気イベントになっており、この日も小学4年生以上の児童を含む親子ら10組24名が参加しました。

最初に工学部技術部の岡田秀希技術専門職員から、人間の五感とロボットのセンサーの関係について講義があり、設計図を元にしてロボット工作を行いました。次に完成したチームからパソコンを使ってプログラミングに挑戦しました。プログラミングはアイコンを並べて組み立てるグラフィカルな方式を用い、子どもでも理解しやすい開発環境を工夫しています。そのため、参加した子どもたちは様々な設定値を何度も変更しながら試行錯誤を繰り返して、2時間後には全員が当初の課題を克服することが出来ました。後半では、松原篤技術専門職員から光の三原色と色センサーのしくみについて解説があり、実際のロボットを使ったデモンストレーションがありました。参加者もそれぞれが様々な色紙をセンサーにかざして、その機能を確かめていました。

現在、初等教育からのプログラミング教育の必修化が検討されており、小学生にもやさしい教材の必要性が高まると予想されることから、工学部では今後も継続的に実践から得られるノウハウの蓄積を図り、教育効果の高い教材開発を目指します。