学部長年頭あいさつ

学部長年頭あいさつ

(平成31年1月4日掲載)

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

2019年、工学部は創立80周年の節目を迎えます。1939年5月 工学部の前身となる宇部高等工業学校が創立され、これを引き継ぎ、山口大学工学部が設置されました。この80周年を祝うことについては、例年、秋に実施しているホームカミングデーと連携する形で、講演会や卒業生と在校生・教職員との交流会などの行事を行うことを計画しております。詳細については順次、工学部のWebページなどでお知らせしたいと思っています。

今年は、平成という1つの時代が終わり新しい時代が始まる年となります。山口大学工学部においても、これまでの蓄積を基礎として活かすと共に、新しいものを積極的に取り入れ、次の時代、あるいは、その次の時代を担う人材の育成を目指すことを常に考えており、2019年は、それに向けた取組を開始する年とする予定です。産業界をはじめとする各界からは、「このような人材を育成して欲しい」「こんなことも大学で身につけて欲しい」と声高に叫ばれておりますものの、それらを大学在学の限られた期間において、全て満たすことは、時間と資源の制限のある中では難しいところも多々あります。従って、社会に一度出てみて、「やはりこれが必要なので学び直したい」という強い意識を持った方の積極的な受け入れ体制も今後、さらに重要となると考えており、そのような要望に応えられる体制整備も計画中です。

“人生100年時代をよく生きる”ために役に立つ工学部を目指していきたいと考えております。今後とも、山口大学工学部に対しますご支援、ご鞭撻を賜れば幸甚に存じます。

山口大学工学部長 堤 宏守