工学部研究紹介 研究詳細

コンピュータグラフィックスとバーチャルリアリティを応用したシステムの開発
地面の水たまりやそこでの水はねも表現した降雨景観アニメーションの1シーン。
水たまりの深さによって、雨粒による水はねのパターンが異なります。
映画やテレビでは、本物と見分けが付かないコンピユータグラフィックス(CG)画像が利用されるようになりました。しかし、そのような画像を家庭のPCで手軽に作れるまでには至っていません。細かく表現する部分と、手抜きして表現する部分とのメリハリをつけることで、非力なPCでもそれなりにきれいなCG画像を生成できると考えられます。私たちは、雨や雪などを含む画像をできるだけコンピュータに負担をかけずに生成する方法を研究しています(図は、降雨アニメーションの1シーン)。
CGにより現実世界とほぼ同じ仮想の世界を作り出すと、その中で想像上の出来事を起こすことができます。私たちは、この特長を活かして家庭のPC上で今住んでいる街に大災害が発生する様々な状況を作り出し、その中を避難する訓練を繰返し行える仕組みを作ろうとしています。現在、表現や操作に関する基本的な技術の研究・開発をしています。

多田村 克己

Tadamura Katsumi

研究関連キーワード
  • コンピュータグラフィックス
  • バーチャルリアリティ
  • 地理情報システム
  • マルチメディア情報処理