工学部研究紹介 研究詳細

インドネシアブンカリス島での大規模な泥炭海岸侵食と新たな干潟環境の形成
ブンカリス島北部の海岸侵食の状況(上)と堆積域に新たに形成されたマングローブ林(下)
インドネシアの西部に位置するブンカリス島は島全体が数個の泥炭(木などの植物遺体)のドームからなっています。もともとマングローブの海岸で囲まれていましたが、1950年来、何らかの原因によりマングローブが失われてから、大規模な海岸侵食が進行しています。その一方で、侵食された粘土や泥炭による干潟の形成が進行しており、新たな代替自然環境を形成しています。本研究室では社会建設工学科の水理・地盤工学の研究室、インドネシアのリアウ大学、ブンカリス高専、ランプーン大学と協同して侵食過程の解明、生態系の新たな形成過程について科学研究費補助金をもとに研究を開始しました。

山本 浩一

Yamamoto Koichi

研究関連キーワード
  • 土壌・地下水・水環境
  • 環境・生態系影響
  • 地球温暖化
  • 環境計測